TypeScript の実装ソースファイル( .ts )から、宣言ソースファイル( .d.ts )を生成します。 例えば次のような実装ソースファイル( foo1.ts )があるとします。
class Foo { constructor(private x: string) { } public result(): string { return this.x; } }
次のコマンドを実行すると宣言ソースファイル( foo1.d.ts )が生成されます。
tsc -d foo1.ts
declare class Foo { private x; constructor(x: string); public result(): string; }
コンパイラの使用方法を表示します。
tsc -h
デバッガが参照する .map ファイルの場所を指定します。詳細はソースマップを参照してください。
モジュール形式を指定します。詳細は外部モジュールを参照してください。
暗黙の any 型の宣言や式を警告します。例えば次のようなソースファイル( foo2.ts )があるとします。 変数 x には型注釈が無いため、暗黙の any 型となります。
var x;
次のコマンドを実行すると、警告が表示されます。
tsc --noImplicitAny foo2.ts
ソースファイルを連結して単一ファイルに出力します。
tsc --out result.js foo3.ts foo4.ts
出力先のディレクトリを指定します。
tsc --outDir result *.ts
コメントを出力しません。
tsc --removeComments foo5.ts
.map ファイルを出力します。詳細はソースマップを参照してください。
デバッガが参照する .ts ファイルの場所を指定します。詳細はソースマップを参照してください。
ECMAScript のバージョンを指定します。詳細はクラスを参照してください。
コンパイラのバージョン番号を表示します。
tsc -v
入力ファイルを監視して自動コンパイルします。
tsc -w *.ts
ファイルからコンパイラオプションを読み込みます。 例えば次のようなテキストファイル( build.txt )があるとします。
--out result.js foo6.ts
次のコマンドを実行すると、build.txt からコンパイラオプションを読み込んでコンパイルします。
tsc @build.txt
ソースファイルを開く際のコードページを指定します。次のコマンドを実行すると、ソースファイル( foo7.ts )をコードページ 932 (シフトJIS)で開いてコンパイルします。 なお、このオプションは npm 版の TypeScript コンパイラにはありません。
tsc --codepage 932 foo7.ts